Platycerium(ビカクシダ)の栽培初めてましたのブログ

Platycerium bifurcatum


このブログはビカクシダの栽培記録を中心に他の珍しい植物の紹介も致します。

撮影場所:神代植物公園


 

コウモリランとの出会い

 

実は半世紀も前にあるお宅で見た変わった植物ですが、その名前をコウモリランと教えてもらいました。変わった形態でひと目で気に入ってしまいました。

ひと目で気に入ったなんて言っても植物の栽培などしたこともありませんけど、なんとも珍奇な感じに思えてコウモリランの言葉が頭に刷り込まれていました。

そのお宅では殖えたら上げるからと言われましたけど、いつしかそれっきりになっていました。

 

そして人生の半ば前から園芸好きになりいろいろな園芸を楽しんできました。

 

ビカクシダの栽培は諦めた

一時熱帯雨林系の植物も好きになり、ビカクシダの中でもリドレイという鹿の角のように枝分かれしたタイプが好きになり、沖縄から輸入直後の苗を5-6鉢取り寄せたりしていました。

 

更に幾つかの種も取り寄せましたが時期が冬に向かう前で悪かったようで、暖房もしていたのですが、冬場で園芸熱も冷め気味であったこともあり殆ど枯らしてしまいビカクシダの栽培は殆ど諦めていました。

 

Platycerium bifurcatum (プラティケリウム・ビフルカツム)

ビカクシダの栽培は諦めたとのですが、丈夫なコウモリランの栽培もしていました。

こちらは苗は花屋さんでも売っているぐらい求めやすく、やや寒さにも強い丈夫な種類です。

コウモリランとはビカクシダでもPlatycerium bifurcatumビフルカツム)という種で和名でコウモリランとして知られていて、日本でも古くから導入されていて胞子繁殖で寒さにも強く丈夫な種類になっています。

 

Platycerium bifurcatumが寒さに強いといっても、日本の冬で夜間マイナスになるような場所では枯れてしまいます。それ故寒さに強いといっても、冬だけは室内に取り込んで枯らさないようにしないといけません。

 

ビカクシダ・リドレイなどは同じビカクシダでも高温が好きなシダで、冬でも最低10土以上の温度が必要とのことです。

沖縄では冬でもリドレイが無暖房で栽培できるとかで羨まし限りです。

 

現在栽培しているコウモリラン

板付が3枚と鉢植えが3鉢です。

最初はビニールポットに入ったコウモリランの苗二鉢ていど買ったと思います。一鉢ではなかったと思います。

 

小さかったものが3-5年の間にこんなに大きくなって来ましたが、想像では多分もっと大きくなると思います。多分タイトル画像に使っているコウモリランのようになるのではと思っていますけど、そうなったらどうしましょう…

 

鉢植えのものはまあまあの出来なのですが板付がちょっとひどいです。

 

これは板につけてからベランダの直射の当たるところにかけておいたら、葉の折れ曲がる部分から先が葉やけしてしまったのです。

それまでそんなに日の強いところで栽培していなかったので葉やけしたんだと思います。それで今年は冬の間も日中は外に出して太陽光線に慣らして強く育てています。

 

コウモリランを栽培して思ったのは貯水葉(巣葉)と本葉(普通葉=胞子も付く)の出る季節がはっきりと違ったことです。

夏から冬にかけては貯水葉ばかり出て本葉が出るのは止まっていました。

冬に入りだしてから貯水葉はほぼでなくなり、代わりに本葉が出てくるようになりました。その本葉が現在盛んに葉を展開しているところです。

 

といってもこれらの本葉もめちゃくちゃ出てくるわけではないので、板付のコウモリランが普通に見られるようになるには後1-2年かかるかなと思います。

 

コウモリランは寒さに弱い

この画像はコウモリランは冬取り込んでいる状態です。

今年は温かいので3月中旬からコウモリランを室外に出して栽培しています。

 

これは丈夫なPlatycerium bifurcatumビフルカツム)だから出来ることで、低温にも強い種ではないと良くないでしょうね。

例えばリドレイだったら昼間は良くても、この季節では夜は取り込まないとだめでしょう。そうだな6月下旬ぐらいになれば室外栽培で良いと思います。

 

夏直射で育ててみた

画像はベランダから外にぶら下げている状態です。

去年はこの状態でぶら下げて日焼けさせてしまいました。

 

冬は冬越しのために室内に取り込む植物が多くなります。

 

2023年3月23日現在はもう室外栽培ができるので室外栽培に移行して、出窓が少しスッキリしました。

 

新型コロナウィルスで世界的園芸ブーム

近年は新型コロナウィルスの影響でインドアとしての園芸がブームになり、アガベやコウモリランや観葉植物の珍しいものがかなり効果で取引されています。

 

新型コロナウィルスがもたらした世界的な園芸ブームで、これまで日本に入ってきていたニュージーランド産のミズゴケの輸入も滞っていて、ミズゴケの値上がりも激しいのみならず良質な輸入ミズゴケは極端に手に入りにくい状態になっています。

 

ブログ主は登山も好きなのですが、昨年は山に登りすぎて膝蓋腱炎を発症してしまいました。それで今年になってからは山にも行けなくて手持ち無沙汰になってしまいました。

 

手持ち無沙汰といってもこれまで栽培している園芸もたくさんありますので、それらの手入れでもすればよいのですが、やっぱり目新しいものが栽培したくなっちゃうので、他に食指が動いちゃうってのは病気ですね。

 

それでこれからはヤフオクでですがコウモリランも、主に実生苗の小さいのを手に入れて、のんびりじっくりと時間をかけて栽培していこうと思っています。

 

このブログでは、そんなビカクシダの初心者的情報を、都度発信していきたいなと思っています。

 



ビカクシダの栽培記録と変わり植物の紹介